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公開講座

令和5(2023)年度公開講座

リカレント教育・公開講座

水環境学(沿岸域と気候変動)

日時

令和5年8月5日(土) 9:30 - 16:30

場所

オンライン

講義の趣旨・目的

「気候変動下での沿岸域の保全と活用」および「気候変動の海岸への影響と適応策」という2件の講義を行う.地球温暖化が生物の多様性および生産性の低下に与える影響を踏まえつつ,沿岸域の保全と活用のあり方について考える.また,気候変動がもたらす海面上昇や台風巨大化などに伴うハザードの増大に備えるために,過去の災害事例と将来の災害リスクについて考える.

講義要目

  1. 「気候変動下での沿岸域の保全と活用」 西村修 教授
    我が国の内湾・内海は様々な環境保全対策が実施され,水質は全般的に改善されてきた.しかし環境基準(COD)の達成率はほぼ横ばいであり,さらに生物の多様性および生産性の低下の問題が指摘されている.このような生態系の問題には地球温暖化も密接に関わるため温暖化対策と同時に検討を進めていく必要があり,沿岸域生態系を活用した防災・減災は適応策として,またブルーカーボンは緩和策として注目されている.本授業では,このような気候変動下での沿岸域の保全と活用のあり方について概説する.
  2. 「気候変動の海岸への影響と適応策」 有働恵子 教授
    海岸は,高波や高潮,津波など,様々なハザードに対する災害リスクを抱えている.さらに,将来は海面上昇や台風巨大化など気候変動に伴うハザードの増大が懸念されている.本講義では,我が国の砂浜における過去の災害事例と将来の災害リスクについて概説する.

時間割

8月5日(土)
09:30 - 12:30 「気候変動下での沿岸域の保全と活用」 西村修 教授
13:30 - 16:30 「気候変動の海岸への影響と適応策」 有働恵子 教授

受講のご案内

受講料は6,000円です。受講の注意は一般科目に準じます。

募集人員

申込順に10名程度。ただし一日を通して受講できる方に限ります。

申し込み方法

本学工学研究科のwebサイト(公開講座) に掲載の申し込み方法に従ってお申し込みください。
事前の申し込みが必要です。

講義会場

オンライン講義の詳細(接続方法など)については受講予定者に個別に連絡をします。

土木学会CPDプログラム

本プログラムは土木学会CPDプログラムに認定されています。 CPD単位(5.7単位)を希望する方には,受講者は上記の講義を受講して頂いた上で,受講して得られた所見(学びや気付き)を100文字以上で記載して頂きます。 申請方法については,受講者へ追って連絡をいたします。 なお,土木学会以外の団体に提出する場合の方法等は提出先団体に事前にご確認ください。他団体が運営するCPD制度に関する内容については回答いたし兼ねます。

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