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公開講座

令和2(2020)年度公開講座

リカレント教育・公開講座

社会基盤構造学

日時

令和2年8月1日(土) 9:30 - 16:30

場所

今年度は、Google Meetなどを用いた遠隔方式による開講を予定(見込み)。

講義の趣旨・目的

「土木構造物の耐久性と維持管理」および「社会基盤施設のレジリエンス強化のための耐震・構造技術」という2件の題目の講義により、インフラの老朽化に対応するための維持管理の考え方や、レジリエンス強化のための耐震・構造技術の現状と課題などについて理解を深めることを目的とする。

講義要目

「土木構造物の耐久性と維持管理」 久田真 教授
土木構造物をはじめとするインフラの老朽化が社会問題化している。その背景には、高度経済成長期の急激な建設工事によるところが一因であるが、本講義では、土木構造物の基本素材であるコンクリートの基本的性質や土木構造物の特徴などとともに、構造物の老朽化を引き起こすコンクリートの劣化や損傷の種類を概説する。また、このようなインフラの老朽化に対応するための維持管理の考え方や、老朽化インフラを治すための補修・補強工法についても概説する予定である。

「社会基盤施設のレジリエンス強化のための耐震・構造技術」 運上茂樹 教授

我が国では、南海トラフの巨大地震や首都直下地震をはじめとする巨大地震の切迫性が指摘されており、従来の経験を超えるような被害の発生や複合的な災害に対する備えが喫緊の課題とされている。こうした地震による地域・社会への影響の最小化のためには、社会基盤施設の機能維持とともに、被災した場合の早期の機能回復が不可欠とされている。また、近年、社会基盤施設が突如崩壊するという重大事故が発生しており、その要因として一つの部材の破壊が全体の崩壊を引き起こすというリダンダンシーの少ない構造特性が指摘されている。本講義では、社会基盤施設のうち、主に道路・橋梁構造物を対象とし、これまでの地震災害や構造物被害の経験・教訓とともに、レジリエンス強化のための耐震・構造技術の現状と課題について概説する。

時間割

8月1日(土)
09:30 - 12:30 「土木構造物の耐久性と維持管理」 久田真 教授
13:30 - 16:30 「社会基盤施設のレジリエンス強化のための耐震・構造技術」 運上茂樹 教授

受講のご案内

受講料は6,000円です。受講の注意は一般科目に準じます。

募集人員

申込順に10名程度。ただし一日を通して受講できる方に限ります。

申し込み方法

本学工学研究科のwebサイト(公開講座) に掲載の申し込み方法に従ってお申し込みください。
事前の申し込みが必要です。

講義会場

遠隔開講を予定しますが、詳細については受講予定者に個別連絡をします。

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