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公開講座
令和6(2024)年度公開講座
リカレント教育・公開講座
社会基盤学(自然災害とレジリエンス強化)
日時
令和6年8月3日(土) 9:30 - 16:30
場所
オンライン
講義の趣旨・目的
「日本の地形・地質の特徴と地盤災害」および「社会基盤施設の地震レジリエンス強化のための耐震・構造技術」という2件の題目の講義により,自然災害とその対応策に関する理解を深めることを目的とする.
講義要目
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「日本の地形・地質の特徴と地盤災害」 山田正太郎 教授
気候変動の影響もあり,日本の各地で地盤にまつわる自然災害が多発している.これらの自然災害は日本の地理的要因を反映する地形・地質の特徴に加え,そこで繰り広げられる人間活動と密接に関係している.本講義では,日本列島の形成過程を概観しつつ,日本の地形・地質の特徴を把握した上で,どのような土地利用がなされ,その結果,どのような地盤災害が生まれるのか概説する.また,地盤災害を抑制するための地盤改良技術や危険度判定の基本について学ぶとともに,地盤防災に関する今後の課題について考える. -
「社会基盤施設の地震レジリエンス強化のための耐震・構造技術」 運上茂樹 教授
我が国では,近年甚大な被害を引き起こす地震が連続するとともに,南海トラフの巨大地震や首都直下地震などの巨大地震の切迫性が指摘されており,従来の経験を超えるような被害の発生や複合的な災害に対する備えが喫緊の課題とされている.地震による地域・社会への影響の最小化のためには,社会基盤施設の機能維持とともに,被災した場合の早期の機能回復が不可欠とされている.本講義では,社会基盤施設のうち,主に道路・橋梁構造物を対象とし,これまでの地震災害や構造物被害の経験・教訓とともに,地震レジリエンス強化・ダメージフリー・迅速被災診断のための耐震・構造技術の現状と課題について概説する.
時間割
8月3日(土)
09:30 - 12:30 「日本の地形・地質の特徴と地盤災害」 山田正太郎 教授
13:30 - 16:30 「社会基盤施設の地震レジリエンス強化のための耐震・構造技術」
運上茂樹 教授
受講のご案内
受講料は6,000円です。受講の注意は一般科目に準じます。
募集人員
申込順に10名程度。ただし一日を通して受講できる方に限ります。
申し込み方法
本学工学研究科のwebサイト(公開講座) に掲載の申し込み方法に従ってお申し込みください。
事前の申し込みが必要です。
講義会場
オンライン講義の詳細(接続方法など)については受講予定者に個別に連絡をします。
土木学会CPDプログラム
本プログラムは土木学会CPDプログラムに認定されています。 CPD単位(5.7単位)を希望する方には,受講者は上記の講義を受講して頂いた上で,受講して得られた所見(学びや気付き)を100文字以上で記載して頂きます。 申請方法については,受講者へ追って連絡をいたします。 なお,土木学会以外の団体に提出する場合の方法等は提出先団体に事前にご確認ください。他団体が運営するCPD制度に関する内容については回答いたし兼ねます。